2011年9月5日月曜日

斜度を数値で確認する意味

人間の感覚とは、いい加減なものである。

体調やそのときの諸条件によって、同じものでも同じように感じないことがある。昨日美味しかったチョコが今日も同じく美味しいとは限らないように。

ん、美味しいですか。そうですか。

例えば、長い峠道を淡々とのぼるとする。斜度7%であったり3%程度だったり、平均5%くらいの距離15キロくらいのそういう坂道。元気な時の3%は3%に感じるかもしれない。7%は7%くらいに感じるかもしれない。

まんまだな。そう、疲れてない身体なら地図の通り、そのまんまに感じるかもしれない。

だが、人間の感覚とは、いい加減なものである。

きっと疲労しているはずだろうと思う負荷を脚に与えてしまった場合、3%が5%くらいに感じてしまう場合がある。いや、2%が5%くらいに感じてしまうこともある。1%が3%に! などなど。いつもならアウターでのぼってしまう斜度なのに、妙な思い込みにより軽すぎるギアで無駄にヒィヒィ言ってしまう。

とくに攻めのメンタル、鉄のメンタルを持っていない、私のような人はそうなりがちなのではないかと思う。脚がへばる前に、脳が制御してしまう。脚はもっといけるのに。

そこでオススメしたいのが斜度計。
自転車専用の水準器
ちょっといいサイクルコンピュータにも斜度表示がある。

元気なときならアウターで楽々いけてしまう斜度を斜度計で目視したら、疲れているという意識を捨ててそのギアに入れて少しもがいてみる。

グイグイとスピードが乗ってきたら成功。ダメなら残念。

経験値の少ない試行錯誤が必要なヘタレな自転車乗りだと思うなら、ぜひ試してみてほしい。

人間の感覚とは、いい加減なものである。

昨日美味しかったチョコが今日美味しいとは限らないのだ!

ん、美味しいですか、そうですか。